～治療内容に応じて最適な選択肢は異なります～

皆さんは保険治療と自費治療の明確な違いについてご存知でしょうか？

多くの方は、費用の違いを思い浮かべることと思います。

もちろんそれもありますが、実はこの2つの治療には治療方法にそもそもの大きな違いがあります。

今回はそれぞれの治療の違いについて詳しくご紹介したいと思います。

■保険治療

保険治療とは健康保険が使える治療のこと。患者さんの費用負担は治療費の３割で済むため、比較的安い費用で治療を受けることができます。

しかしながら、費用が安いというメリットがある一方で、「治療方法」や「治療に使う材料」「治療にかけられる時間」に制限があるといったデメリットもあります。

保険治療は、治療方法や手順、治療に使う材料に細かいルールがあるため、決められたルール以上の治療を行うことができません。このため、最新の治療ができなかったり、高性能な材料を使うことができず、また十分に時間がかけられないこともあるため、一回の治療では妥協的な治療になってしまうこともあります。

結果、患者さんにとってベストとはいえない治療になることもあることが注意点として挙げられます。

■自費治療（保険外治療）

自費治療は保険治療と異なり、健康保険が使えないため費用を全て患者さんが負担しなければなりません。そのため治療費は保険治療と比較すると高額になるのが一般的です。

しかしながら健康保険が使えないかわりに、治療方法や治療に使う材料、治療にかける時間が制限されないメリットがあります。

自費治療は最新の治療方法で、高性能な材料を使い、時間をかけてじっくり治療することが可能になります。また、保険治療のような細かいルールがないため、患者さんにとってベストと考えられる治療を行うことができます。

以上のように、それぞれの治療には大きな違いがあることがお判りいただけたか思います。

では、自分が治療を受ける場合、どっちを選ぶべきなのか？判断がなかなか難しいですよね。

保険治療と保険外(自費)治療はそれぞれ一長一短がありますので、どちらが望ましいというのは一概には言えません。ただ治療効果だけを考えると、自費治療の方が患者さんにとってベストな治療をご提供できることが多いのは事実です。

当院では、それぞれの治療の特性を活かし、その治療内容に応じて保険治療と自費治療を適宜判断し診療を行っています。

例えば軽度の虫歯や歯周病なら保険治療でも十分対応可能な場合がありますし、重度の虫歯や歯周病なら自費治療が望ましいこともあります。大切な患者さんの歯を守るためにも、当院では的確な治療をこれからもご提供していきます。

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